東広島市の酒造8社が加盟する西条酒造協会(前垣寿男理事長)は11月12日、東広島市西条町の御建神社境内にある松尾神社で、恒例の酒造祈願祭を行った。今年も酒造期に入り、関係者ら約50人が集まり、酒造りの安全と成功を祈願した。
松尾神社は、酒の神様が祭られている京都の松尾大社から分霊を受け、西条酒造組合(現・同協会)が建立。おごそかな雰囲気の中、祝詞が奏上され、蔵元などの代表者たちが、それぞれ玉串を奉納した。
前垣理事長は、祈願祭のあいさつで「平成最後の酒造期を迎えた。無事に造り終えてほしい」とあいさつ。広島大学マスターズの関係者らと重要伝統的建造物群保存地区に視察に訪れたことを上げ「われわれ酒造業が西条地区を盛り立てていけば、よそにはない活気のある重伝建地区になれるのではないか」と思いを述べた。
杜氏(とうじ)代表の宮地充宣会長は「西日本豪雨の影響はあまりみられない。例年通り、いい酒ができそう」と話していた。新酒の出荷は、11月末から12月初めにかけて始まる。
(石田)
【西条酒造協会】平成最後の酒造期迎え松尾神社で祈願祭
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