タブレットを使用した遠隔手話通訳が6月1日から東広島市役所や各支所、各出張所の窓口で始まる。
窓口で、ろうあ者から遠隔手話通訳の希望があれば、ビデオ通話で障害福祉課のろうあ者専門相談員がタブレットの画面に映し出される。相談員は、ろうあ者の手話を通訳したり、窓口の職員の言葉を手話で、ろうあ者に伝える。
遠隔手話通訳を体験した東広島ろうあ協会の秋山明美会長は「筆談だと読むのに時間がかかるし、意味を理解するのが大変な時もある。手話通訳があったら、安心だし、便利」と話していた。
遠隔手話通訳の対象窓口は、本庁(市民課、地域包括ケア推進課、こども家庭課、保育課、市民税課、資産税課)、各支所(地域振興課、福祉保健課)及び各出張所。
対応時間は平日の午前10時〜午後4時45分。ろうあ者専門相談員が別の窓口で応対している際など、すぐに遠隔手話通訳に対応できない場合がある。
(石田)