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東広島の景観・自然を残したい 西条の加藤寛二さんが画集

  • 2021/06/16

画集を出版した加藤さん

 

 東広島市西条町在住の歯科医で画家の加藤寛二さん(65)が『東広島市百景・百話』と題した画集を自費出版した。市内の景観や自然を保護・保存したいという願いを絵で表現。「市内には美しい景観が多く、保護活動がされてはいるが、もっと盛り上がるように」と語り、多くの人の目に触れることによってその機運を高めたいとしている。
 加藤さんは10年以上前から同市自然研究会に所属。昨年末、酒蔵の煙突がなくなっていく現状に危機感を覚え、同市の歴史ある建築物なども保存しなければという思いに駆られた。その後2カ月で、書きためていた50余りの作品を手直したり、新たに書き加えたりし、さらに絵にまつわる物語をやさしい言葉で添えた。
 「子どもたちにも自然や景観の保護を通じて愛郷の心を育んでほしい」と、市内の小・中・高校への寄贈を教育委員会を通じて行う計画。
 其阿弥(ごあみ)美術館(黒瀬町)、西条酒蔵通り観光案内所、啓文社(ゆめタウン東広島店内)、円座で絵葉書と共に販売中。94頁。1000円。(森)

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