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西高屋駅で生徒の安全守り20年 大田澄男さんに感謝状

  • 2021/08/25

西高屋駅で生徒の安全守り20年
感謝状を受け取る大田さん(左)(撮影・小林)

 JR西日本は8月3日、近畿大学附属広島高等学校・中学校東広島校(橋本晃一校長)の校外指導員の大田澄男さんに感謝状を贈った。同校からも花束を贈った。

 

 同校は1996年に開校。以降、生徒が通学で利用するJR山陽本線西高屋駅に校外指導員を配置。大田さんは99年に校外指導員として委嘱を受けてから、20年以上にわたって、生徒たちの登下校時の安全を守っている。生徒たちも大田さんを慕い、バレンタインにはお菓子をプレゼントすることもある。

 

 登下校時に大田さんの姿が見えないと生徒たちから心配する声が聞かれ、卒業生の間では、大田さんのことが話題になることも多いという。

 

 感謝状を手渡したJR西日本海田市管理駅管理駅長の今田亨さんは「生徒たちの安全確保は大田さんをはじめ、地域の協力がなくては成り立たない」と感謝を述べた。大田さんは「感謝状をいた だくなど考えてもいなかったこと。ますます引退できなくなった」と顔をほころばせながらも気持ちを新たにしていた。

 

 (小林)

 

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