例年は、4、5月に新入社員を対象にした研修でボードゲームに取り組んでいたが、今年は新型コロナウイルスの影響で、研修を開催することができなかった。その代替として、持続化補助金を使い考えているのがコワーキングスペースづくりだ。「外出が制限される時代にあっても、直接的なコミュニケーションは仕事の生命線。起業を考えている人や、テレワークをしているサラリーマンたちが同じ空間に集まって気軽に仕事を進めることができる場所を」とコワーキングスペースの開設を思い立った。同社代表でボードゲーム開発者の森匡輝弁理士は、社外の人とコミュニケーションをとったり、情報交換をしたりする中で、仕事のヒントを得るという相乗効果が期待できる、という。
森代表は「特に定年後に起業したいというスタートアップの人が、税務署の手続きや帳簿のつけ方など何から始めていいか分からないという疑問を解決できるのがコワーキングスペース。起業したい人を応援する場になれば」と話している。