
今回のテーマ/5歳児検診について
―5歳児健診とは。
子育て中の方は、健診の数が多くて戸惑う方も多いかもしれません。法律などで自治体の義務としている健診は、1歳6か月健診と3歳児健診です。妊婦健診、3~6カ月児・9~11カ月児健診、新生児聴覚健診、5歳児健診は、自治体での実施は任意とされていて、特に5歳児健診は実施しない自治体も多いです。
5歳児健診は就学前の最後の健診です。身体計測、問診、視力検査などが中心で、自治体によっては言語や社会性の発達も診られます。
我が国の周産期医療は世界一ですが、限られた医療資源でマンパワーを避けない現状もあります。
―医療費と人員の確保が重要ですね。
特に発達障害の診断は、スクリーニングにとても時間がかかります。さらに診断後のフォローアップの体制をなかなか整えることができないという実情もあります。
数年前のデータでは、5歳児健診を行っている自治体は全自治体の15%程度に留まっています。予算上は国の助成があっても、地域の実態に則して進めていかなければなりません。
毎週月曜日午後5時FM東広島(89.7MHz)で放送中












