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東広島プロが語る!FM東広島「交通安全の輪」2025年11月まとめ

  • 2025/12/24

FM東広島(89.7MHz)の番組「交通安全の輪」。東広島の交通を支える各方面のプロフェッショナルの方々を招き、現場ならではの「安全」への思いや取り組みについて伺っています。この記事では、2025年11月に放送の内容をピックアップして紹介。全編は、ポッドキャストで公開中。

【放送】平日朝8時40分~
【ポッドキャスト】FM東広島ポッドキャストチャンネル

目次

目次

 

アイオイ保険センター 掘川卓志 取締役営業部長

テーマ「コネクティッドカーと通信型ドライブレコーダー」

ポッドキャストで聞く

Q:テレマティクス自動車保険とはどんな保険ですか?
A: 車両の位置・速度・走行データをリアルタイムで収集する仕組みで、事故対応・安全運転支援・保険料算定などに活用されます。通信車載機が事故時に自動通報し、状況を正確に把握できるサービスです。

Q:コネクテッドカーから得られる走行データを使った事故対応とは?
A: D-Connect(トヨタ)やG-Link(レクサス)などから位置・速度などのデータが自動送信され、事故状況を客観的に確認できます。時段交渉にも有利です。

Q:実際に役立った事例はありますか?
A: 駐車場で双方が「動いていた」と主張した接触事故で、走行データからお客様の車が“停止していた”と判明。早期解決につながりました。

Q:コネクテッドカー保険は他と何が違いますか?
A: 車が送る走行データを基に、
・走った分だけの保険料
・安全運転なら割引
が適用されます。準備が簡単で、納得感のある保険料体系です。

カーイノベーション 吉川智司代表取締役

テーマ「冬の安全運転と車のメンテナンス」

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Q:冬用タイヤへの交換時期はいつがいいですか?
A: 地域差はありますが、11月末〜12月中旬を推奨します。雪予報が出てから動くと予約が混み合うため、早めの交換がおすすめです。

Q:ノーマルタイヤと冬用タイヤで運転の注意点は違いますか?
A: 冬用タイヤは雪や凍結路に強い一方、濡れた路面はノーマルより滑りやすくなります。特に雨の日は慎重な操作が必要です。

Q:冬用タイヤを長持ちさせるにはどうしたらいいですか?
A: 急発進・急ブレーキ・急ハンドルを避けた丁寧な運転が基本。オフシーズンの保管は直射日光を避けると劣化を抑えられます。

Q:ヘッドライトが曇るのはなぜ?改善できますか?
A: 紫外線によるレンズ劣化が原因。交換すると高額ですが、レンズクリーニングで明るさを取り戻せます。

芸陽バス 玉田 和 代表取締役社長

テーマ「玉田社長が語る安全の原点」
ポッドキャストで聞く

テーマ「芸陽バスの現場での取り組み」
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田中健一取締役と栗栖観光課主任

Q:田中さんはどのようなお立場で交通安全に関わっているのですか?
A:芸用バス株式会社の取締役で、バス営業部長と安全統括管理者を兼務しています。バスの運行・営業とともに、安全管理全般を統括する立場として交通安全に携わっています.

Q:バス運転士が信号に特に注意している点は何ですか?
A:バス運転士は同じ時間・同じ場所を通ることが多いため、信号の変わるタイミングを把握しています。車の信号だけでなく、歩行者信号も同時に確認し、変わりそうなタイミングでは無理に進みません。

Q:冬のハミングツアーで人気のプランは何ですか?
A.毎年人気なのが、年末恒例の「ぶり付きツアー」です。鳥取方面を中心に、ズワイガニや白いか、キャビアなど山陰の冬の味覚を楽しめます。

Q:冬から年明けにかけてのおすすめツアーはありますか?
A:1月には、広島空港発着の沖縄ツアーがあります。 名護城桜まつりや美ら海水族館などを巡り、ルネッサンスリゾート沖縄に連泊します。冬でも南国の春を満喫できる内容です。

東広島交通 山田章夫 専務取締役 

テーマ「東広島交通の「車両の安全管理」と「点検体制」
ポッドキャストで聞く

Q:車体や車両の安全管理、点検体制について教えてください
A:ドライバーの体調管理と同じように、車両の状態も毎日確認しています。出庫前に日常点検を行い、その結果を運行管理者・整備管理者へ報告します。整備管理者が「その車で運行してよい」と判断して初めて、運行が開始されます。

Q:日常点検以外には、どのような点検がありますか?
A:バス・タクシーは車検が1年に1回義務付けられています。さらに、車検と車検の間に3か月ごとの定期点検を実施しています。これらはすべて整備工場に依頼し、車両の安全性を確保しています。

Q:どのようなIT・先進技術を導入していますか?
A:全車両にドライブレコーダーとデジタルタコグラフを搭載しています。タクシーでは、24時間365日、車両の位置や向きを把握し、最も近い車両を配車できます。デジタルタコグラフで速度や運転状況を記録し、運転特性を分析して安全指導に活用しています。

Q:事故防止に役立つ装置はありますか?
A:タクシーには衝突防止システムを導入しています。急なアクセル操作や車間距離が近づいた際に警告が出る仕組みです。バスも同様に、運行状況を本社からリアルタイムで確認できる体制を整えています。

東広島警察署 大月涼太交通課長

テーマ「バイク、自転車、歩行者すべての視点から」
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Q:東広島市でのバイク事故の特徴はありますか?
A: バイクは車より小さく、相手から見落とされやすい乗り物です。特に多いのは「交差点での右折直進事故」。四輪側がバイクを見落としたり、距離を誤って右折を始めることで起きます。バイク側も“見落とされているかもしれない”という予測運転が必要です。

Q:自転車利用者への注意点は?
A: ヘルメット着用を強く推奨します。市内でもヘルメットなしで転倒し重傷になった例が複数あります。一方、ヘルメット着用により大怪我を免れた中学生の事例もあります。努力義務ですが、自分の命を守る最も確実な道具です。

Q:歩行者として特に注意すべきことは?
A:道路横断中も左右を確認すること。 市内での死亡事故4件のうち3件が“横断中”でした。また、反射材・LEDライトの活用。 暗くなると本当に見えません。光るだけで命が守られます。“歩きスマホ”をしないことも重要です。 周囲への注意が消えるため非常に危険です。

Q:大月さんが運転をしていて注意したくなる場面は?
A:歩行者が渡ろうとしている横断歩道で止まらない車を見ると気になります。いまだに“ながらスマホ運転”を見ることがあり、とても危険だと感じます。歩行中は、ハイビームの車に対して「歩行者がいるときはロービームに」と思います。

テーマ「冬の安全運転と歩行者の事故防止」
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Q:冬の運転で、特に注意すべき点は何でしょうか?
A:冬は日没が早く、帰宅時間帯と暗くなる時間が重なるため、視界が悪くなります。特に歩行者に気づきにくく、横断中の事故に注意が必要です。
また、雪の日や冷え込んだ朝は、見た目では分かりにくい凍結路面が危険です。雪の日の朝は事故が多いため、無理な外出は控えてください。
やむを得ず運転する場合は、時間に余裕を持ち、急ハンドル・急ブレーキ・急加速は避けてほしいです。

Q:地形が多様な東広島市では、交通事故に特徴はありますか?
A:東広島市は山沿い、海沿い、盆地など地域ごとに気候や道路状況が異なります。そのため事故の発生状況にも特徴があります。
今年の死亡事故は市街地ではなく、豊栄町、黒瀬町、安芸津町、福富町といった郊外で発生しています。

Q:事故が多い時間帯や場所はどこですか?
A:事故が最も多いのは、仕事や学校が終わる午後5時〜6時ごろの帰宅時間帯です。
死亡事故の多くは郊外で発生しており、特に歩行者と車の衝突が目立ちます。交通量が少ない場所でも歩行者はいるため、常に注意が必要です。

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