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マナー動画でチャンネル登録者3万人 東広島拠点のマナー講師・村山紀子さん

  • 2025/12/28
動画を撮影する村山さん

 東広島を拠点に活動するマナー講師・村山紀子さんのYouTubeチャンネル「令嬢養成学校チャンネル」が人気です。YouTubeにはマナーを題材とするチャンネルが多いですが、その中でも着々と登録者を増やし、開設から3年で3万人を突破。村山さんは「自分も相手も居心地よく、過ごしやすくなるための知識やコミュニケーションをたくさんの人に知ってほしいです」と意気込んでいます。

 YouTubeを始めたきっかけはコロナ禍。対面での教室が制限される中、「新たな学びを」とYouTubeを学ぶ塾に入りました。「令嬢の持つ品、日ごろの振る舞い、心遣いマナーを伝える動画」というコンセプトで、季節やシチュエーションに合わせた所作やコミュニケーションを説明しています。

令嬢養成学校チャンネルの村山さん(左)と動画編集の藤本さん(右)

 開設した当初は週3本、現在は週5本を配信しています。動画は村山さんが自身で撮影。動画編集はクリエーターに依頼しています。配信をサポートするのはマナー教室の生徒でもある藤本知子さん。開設当初から動画編集に携わり、動画編集者を増やした今も、クオリティーのチェックやサムネイルの作成などを担当する、令嬢養成学校チャンネルの縁の下の力持ちです。

次の題材について話す村山さんと藤本さん(右)
藤本さんが作成している令嬢養成学校チャンネルのサムネイル

 動画を配信するようになって、仕事に変化も。「教室の内容をより細かく深掘りして構成しているので、そのたびに学び直したり、改めて情報収集したりしています。また、詳しい人がコメントでいろいろな知識を教えてくれることもあり、発見があります」と村山さん。全国誌の「オレンジページ」から年末年始の特集の記事依頼も来ました。

動画の撮影風景

 「品がある方って、なぜか幸せな方ばかり。品をアップして、もっと幸せになりましょう」が決まりのあいさつ。マナーは堅苦しいイメージがありますが、本来はお互いの居心地をよくするためのもの。「本来の意味を知っていたり、声かけや所作をちょっと意識したりすると、品のある心地よい暮らしはつくれる」。そんな思いをこめ、今日も動画で発信しています。(橋本)

プレスネット編集部

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