
第51回衆院選は2月8日、投開票が行われた。東広島市や呉市などが選挙区となる広島4区では、自民党比例中国前職の新谷正義氏(50)が、国民民主党新人の鍋島勢理氏(34)、日本維新の会前職の空本誠喜氏(61)を破り、6選を果たした。小選挙区で敗れた鍋島氏は、比例復活で初当選を決めた。(日川)
新谷氏は、5期の実績を前面に出しながら、「稼げる日本を目指して歩む。地元に責任を持って走り抜けたい」などと強調。エネルギー政策や中小企業政策を訴える一方で、物価高対策や医療、福祉など生活者目線の政策にも目を向け、自民支持層や保守系無党派層から幅広い支持を得た。
新谷氏は、呉市の事務所で集まった支持者を前に「非常に厳しい戦いだった。一票一票の重みを深くかみしめている。異例の与党対決という構図の中でも、自民党の政策と自らの実績、未来へのビジョンを愚直に訴え続けたことで、確かな手応えを感じることができた」と選挙戦を振り返りながら、「これから物価高対策による全地域の経済活性化や農林水産業の課題、さらに安全保障や次世代の負担軽減など、待ったなしの課題に、粉骨砕身働いていきたい」と決意を語った。

野党の候補として、連合広島などの推薦を受けた鍋島氏は、東広島市議として取り組んだ自死対策などの実績をアピールしながら、「若い世代が未来に期待できる国に」などと強調。党支持層や若い世代への浸透を図った。
選挙区では、新谷氏に一歩及ばなかったが、比例中国で復活当選を決めた。鍋島氏は「小選挙区は、前職の2人に知名度があり厳しい戦いになると思っていた。そうした中、私の思いを一人一人に伝えることを意識した積み重ねが、比例での当選につながった」と話しながら、「これまでの政治でいいのかという人たちの受け皿として、選んでもらった。光が当たっていなかった人や若い世代を支える政治家として働いていきたい」と目を輝かせていた。
前回、野党の維新として、「政治とカネ」の問題を追及し、自民との一騎打ちを制した空本氏は、今回は、与党の維新として存在感をアピール。カキの養殖問題や呉の製鉄所跡地の活用策などについて訴えたが、及ばなかった。
プレスネット編集部








