■ 2017年9月21日号 レディース特集
加齢とともに気になってくるのが白髪。白髪を見つけると、つい抜いてしまったり、増えてもなかなか友人に相談しにくいという人も多いのでは。そんな白髪についての対処法やスタイリングについて美容院MARS hair(東広島市西条中央)の藤谷崇店長に伺った。(堀江)
そもそもどうして白髪になるの?
解明されていないことが多いが、誰でも、伸びる前は髪は白い、といわれている。髪が伸びる過程で、メラニンと呼ばれる髪を黒くする色素が毛根で作られることにより黒髪になる。老化などで、毛根のメラニン色素が作られなくなると、白髪になる。
白髪になりやすい要因は?
いろいろな説はあるが、最も良くないといわれている要因がストレス。ストレスでメラニン色素が作れなくなることも。喫煙や過度の飲酒も白髪の要因になる。あとは個々の体質と遺伝に起因するところが大きい。
白髪を予防するには?
ストレスの少ない生活とバランスの良い食事を心掛けること。ミネラルの多いワカメは髪に良いとよく言われるが、そればかり食べても駄目。健康食材として注目されるゴマときな粉については、白髪が改善したという人が多く、代表的な白髪改善食材となっている。食事に意識して取り入れると良いだろう。その他に、洗髪後は完全に髪を乾かしてから寝ることと、日焼けに注意すること。乾燥など髪へのダメージも白髪の要因の一つ。
白髪を抜いたら白髪が増える?
基本的には増えないといわれているが、髪の毛は同じ毛根から2、3本一緒に生えている。そのため、白髪を抜くことで毛根が傷み、一緒に生えている元気な髪も白髪になる可能性はある。さらに隣の髪が一緒に抜けることも。炎症にもつながるので、抜くのは良くない。
どれくらいの頻度で白髪染めをしたらいい?
白髪が髪全体の約20%の割合だと2カ月に1度。ほぼ全て白髪の人は2~3週間に1度で根元だけ染める。
美容院で染めるメリットは?
染料による肌への負担が抑えられる。例えば毛根に近い部分はよく染まる強いものを、それ以外はトリートメント効果のある優しいものなど使い分けることで、髪や地肌への負担を少なくできる。また、頭皮の肌荒れが気になる人は草木染めの香草カラーという白髪染めもある。
普通のおしゃれ染めで白髪も染まる?
おしゃれ染めでは白髪は染まらない。ただし、白髪染めでも明るめの色はあるし、初めて白髪染めをする人にはヘアマニキュアもお勧め。ヘアマニキュアだと白髪の部分が黒髪の部分より薄い色になり、メッシュを入れたように見えておしゃれも楽しめる。
