美に関するヒントをお届けする特集 HbB/ヒガシヒロシマン ビー ビューティー
夏は暑さと湿気、エアコンなどの影響で疲れが出やすい季節。特に女性は、筋肉量が男性に比べて少ないため、「冷え」に悩む人も多くいます。となりのクリニック(東広島市西条町馬木)の梶原院長に夏の冷えが女性の体に与える影響や対策について聞きました。(東原)

Q.夏を健康に過ごすための生活習慣は?
冷房で室内の湿度が低下すると、肌は乾燥し、外部刺激による肌荒れを起こしやすくなります。また、血行不良によって肌に栄養や酸素が届きにくくなると、ターンオーバーの遅れやくすみ、シミ、シワ、たるみの原因になります。

Q. 冷房による「冷え」は、肌にどのような影響を与えますか?
筋肉には熱を産生する役割があり、筋肉量が少ないと体温が上がりにくく冷えやすくなります。女性や高齢者は一般的に筋肉量が少ないため冷えが起こりやすいと思われます。また、ストレスが溜まってきたり、不規則で乱れた生活をしていたりすると自律神経のバランスがくずれ、体温調節がうまくいかず冷えが起きやすくなります。

Q.夏でも手足が冷えるのはなぜですか?
夏の冷えは、自律神経の乱れで体温調節がうまくいかなくなることが原因です。自律神経を整えるには、副交感神経を優位にすることが大切。深呼吸や瞑想、ヨガ、38~40度のぬるま湯入浴が効果的です。カフェインやスマホは交感神経を刺激するため、就寝前は避けましょう。
アロマや音楽もリラックスに役立ちます。GABAやセロトニンは神経を安定させる働きがあり、トマトやバナナ、大豆などの食品から摂取可能です。ビタミンB6を含む魚や肉も重要です。冷房は温度を下げすぎず、風量の調整をしたり、扇風機を併用したりしましょう。

















