海外公演も行っている広島市の山陽高校の和太鼓部・山陽太鼓「弾」が6月8日、東広島市志和町の市立西志和小学校を訪れ、演奏を披露。6年生に和太鼓の指導も行った。
同小では毎年6年生が、西志和に伝わる民話を基にした、神楽と和太鼓演奏などを組み合わせた総合表現「たかはち山」を受け継ぎ、酒まつりなどで披露している。指導をしている特別非常勤講師の高前優太さんは山陽高校が母校。「いい刺激になり、子どもたちの自信につながれば」という思いから、昨年に続き、同部を招いた。
演奏会では、和太鼓部員16人が息の合った躍動感あふれる演奏を発表。同小の児童や、同小に来年度統合予定の志和堀小の5、6年生と地域住民たち計約240人は、目を輝かせながら迫力ある演奏を楽しんだ。
演奏後は、部員が子どもたちに構え方や打ち方のこつなどを分かりやすく伝授。同部・女子部長の赤石有紀乃さんは「子どもたちが楽しむことが、いい演奏につながる」と話していた。 西志和小6年生の澤岡桃花さんは「打つ時の姿勢が勉強になった。聞いている人が楽しめるような演奏をしたい」と意気込みを見せた。
(石田)