FM東広島 東広島★情報局 毎週金曜日10時台のコーナー 街角リポート リポーターの平野朋美です。9月31日(金)は、東広島市河内町小田に、10月7日にオープンした「ラジオ博物館 東広島」に行ってきました!

目次
東広島市河内町小田にオープン!「ラジオ博物館 東広島」
場所は、東広島市河内町小田3554-2。山陽自動車道・河内インターから車で約20分、芸陽バス「小田橋」バス停からも徒歩約15分ほどのところにあります。

こちらが、2024年7月29日に古民家の母屋を改装してオープンした「古民家カフェ ゆーみん」。そのすぐ隣に、「ラジオ博物館 東広島」があります。

納屋を改装したラジオ博物館。外観は素朴で、扉の向こうには“音と技術の歴史”がぎゅっと詰まった空間が広がっています。
「ラジオ博物館 東広島」とは
ラジオ博物館 東広島は、電気機器メーカー・シャープのOB会「社友会」広島支部と、本部のラジオ愛好会のメンバーが協力して設立されたもの。
実はシャープ、1925年に日本で初めてラジオを生産した企業なんですって!
館内には、そんな歴史あるシャープ製のラジカセなども展示されています。
1階はレトロな機器の展示と修理工房

1階には、1960年代以降のラジカセやCDラジカセ、DVDプレーヤー、無線機、携帯電話、旧式テレックスなどがずらり。 しかも、どれも修理されていて、実際に動くんです!

修理工房もあり、展示品以外にも対応しています。
電動工具、音響製品、家具、給湯器、電気配線など、家電や機械全般に対応。動かなくなったレトロなラジカセや音響製品などもOK!また、包丁、ハサミ、鎌などの刃物研ぎなども気軽に持ってきてくださいとのこと。
2階は世界のアンティークがずらり

階段を上がると、そこには時代を超えたような空間が広がっていました。

2階には、社友会・本部の荒川泰蔵さんが、アメリカやイギリス勤務時代を含めて半生をかけて収集したアンティークラジオたちが並びます。

1920〜1950年代の鉱石ラジオや真空管式ラジオの他、スピーカー、蓄音機など、約40点の貴重なコレクションも。 「音が柔らかいんですよ」と、吉房さんが蓄音機でレコードを聴かせてくださいました。
その響きは、テレビドラマなどで見る昔の喫茶店のワンシーンに流れているような、懐かしくて優しい音。 懐かしさと温かさが混ざり合って、心にじんわり染みてきました。
気軽にふらっと立ち寄れる場所に

カフェのついでにふらっと立ち寄れる気軽さも、この博物館の魅力のひとつ。 修理工房では、地域の方から草刈り機の修理を頼まれることもあるそうで、まさに“街の頼れる場所”です。
そして驚いたのは、この古民家を館長の吉房 幸治さん自らが改装・内装されたということ。 「仲間や地域の方々が集まれる場所にできれば」と話してくださいました。
展示はもちろん、吉房館長のお話もとても興味深く楽しい時間でした。人と人、技術と暮らしをつなぐ、あたたかくやさしい拠点になりそうです。
最後に

懐かしい音と、未来への想いが詰まった「ラジオ博物館 東広島」。 技術の歴史に触れながら、地域の人とつながる時間を過ごしてみませんか? カフェの香りとレトロな音色が、きっとあなたを優しく迎えてくれるはず。
店舗情報
ラジオ博物館東広島
東広島市河内町小田3554‐2(駐車場あり)
090-4579-5637
開館日
木、金、土、日曜日 11:00~16:00
※古民家カフェゆーみんの営業時間内に見学可能。事前予約がおすすめ(HPに予約フォームあり)
ホームページ
古民家カフェ ゆーみん
東広島市河内町小田3554‐2(駐車場あり)
090-4579-5637
営業時間
木・金・土・日(不定休)11:00~16:00
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