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創立50周年の「昭和観光社」がバリアフリー情報をホームページで紹介 

  • 2021/02/08

創立50周年を迎えた東広島市黒瀬町の福祉専門旅行代理店、昭和観光社(平森良典代表)は、「社会に役立つサービスを提供したい」と、これまでの業務で蓄積した情報を基にまとめた、全国各地の温泉宿泊施設のバリアフリー情報をホームページ(HP)上に公開している。平森代表は「高齢者や障害者が快適に宿泊できる施設を事前に安心して選んでもらえる。家族旅行の参考にしてもらえたら」と話している。

平森代表によると、宿泊施設のサイトに「バリアフリーの宿」とあっても、実際に現地へ行ってみると、部屋では、ベッドとトイレに段差があり車いすで移動できない、介助空間がない。貸し切り風呂では、車いすで洗い場まで移動できないといったことがあるという。

そこで、昨年1月から全国の約400軒の宿泊施設のバリアフリー状況を半年がかりで調査。うち100軒の部屋(トイレ・ベット)と風呂で、車いす移動の有無と段差と介助空間を文章と写真にまとめ、▽部屋タイプ▽温泉タイプ▽エリアから検索できるようにした。

 

希望者には現地温泉入浴ヘルパーと入浴用車いすの手配代行などのコーディネートも行う。

昭和観光社平森代表

温泉宿泊施設のバリアフリー情報をまとめた平森代表



平森代表は「身体状況や家族の介助や介護状況によって全て変わってくる。利用者に合った安心快適な宿泊施設を絞り込めるように、情報をできる限り公開した。たくさんの人に温泉や旅行を通して笑顔と感動と生きがいを届けていきたい」と話している。

HP上では他にも、車いす旅行を楽しむための豆知識や車いすツアーの動画などを紹介。コロナ禍でも安心して旅行を楽しんでもらえるように、旅行前後でPCR検査を行う添乗員付きの小人数のバリアフリーツアーも提供している。





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