「申告者の80%以上の方が、e-Taxや郵送など確定申告会場に行かない方法で申告をされています。
感染リスク軽減のためにもe-Taxをご利用ください」と話す芳賀政志署長
今年の確定申告期限は
所得税等3月15日
個人事業者の消費税等3月31日
新型コロナ 感染リスク軽減、安心して申告
個人で商売をしている、不動産収入がある、給与の他に所得があるなどの人は確定申告が必要だ。申告期間は、所得税等が3月15日、個人事業者の消費税等が3月31日まで。国税電子申告・納税システム「e―Tax」は、コロナ禍での感染リスク軽減にもつながる。今年度からスマートフォンでの申告がより使いやすくなった。西条税務署の芳賀政志署長に、メリットや注目点を聞いた。
―e-Tax申告のメリットは。
e-Tax申告は、自宅からパソコンやスマホで自分のペースで手続きができます。国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で申告書を作成し、マイナンバーカードや税務署で発行されたID・パスワードをお持ちであればそのまま送信できます。 印刷して郵送での提出も可能です。これまでe-Taxでの送信はマイナンバーカードを読み取る専用機器が必要でしたが、スマホで読み取れるようになり使いやすくなりました。
―スマホ申告がさらに便利になったそうですね。
スマホのカメラ機能で給与所得の源泉徴収票を撮影すると、金額や支払者の情報などが自動で入力されます。また、スマホ専用画面で申告できる対象範囲が広がり、特定口座にかかる上場株式等の譲渡所得・配当所得も加わりました。
―納税も自宅で可能ですか。
クレジット納付、インターネットバンキング納付、預金口座からのダイレクト納付ができます。特に、指定日に預金口座から自動的に引き落とす「振替納税」が便利です。
―確定申告について相談したい時は?
国税庁ホームページにある特集記事や、AIが質問に答えるチャットボットが参考になります。e―Taxの操作方法を電話で相談できるヘルプデスク(ナビダイヤル0570-01-5901)もご利用ください。
西条税務署では令和4年2月1日から、西条税務署3階に「申告相談会場」を開設しました。三密を避けるため入場整理券が必要です。LINEでの事前発行、税務署での当日配付もあります。
会場では感染防止策を徹底しておりますが、来場される皆さまにも入場時の検温、マスクの着用、手指の消毒、少人数での来場などのご協力をお願いします。
今年度の確定申告の注目点
①税務署に出向く必要なし
e-Taxなら自宅で手続きが完了。税務署に出向く必要がなく感染リスクを軽減できる。
②スマホ申告がさらに便利に
源泉徴収票をスマホで撮影すると情報が自動入力される。また、マイナンバーカードをスマホで読み取ることもできる。
③入場整理券で密を回避
確定申告会場に来場する場合は入場整理券が必要。LINEで事前発行、税務署での当日配付もあり。