完成した冊子を手にする(左から)江村隆幸部門長、山田景太主任研究員、伊藤伸一副部門長(撮影・山北)
酒類総合研究所(東広島市鏡山、福田央理事長)はこのほど、日本を訪れる海外の人たちに焼酎を楽しんでもらおうと、海外向けの情報誌「The Story of Shochu 1」の改訂版を発行した。
初版は、2018年に発行。改訂版では、冒頭に焼酎の楽しみ方を掲載。芋や麦などの原料ごとに異なる香味の特徴などを紹介している。写真やイラストを多く使用し、行間やフォントも読みやすく変更、海外の人が親しみやすい情報誌になるよう心掛けた。同研究所では、焼酎に関する専門知識を海外に発信することで認知度を高め、日本産酒類の輸出の促進につなげたいという。
A4判でカラー、両面8ページ。3000部を作成した。同研究所のエントランスに設置し、希望者には送付も可能。同研究所ホームページ上に電子ブックを掲載している。「海外向けの商談会や外国人観光客が訪れる焼酎の販売店、飲食店などでも活用してほしい」と同研究所。
同研究所は、日本で唯一の酒に関する国の研究機関。全国新酒鑑評会の開催や、酒類の分析・鑑定や研究、調査などが主な業務。
情報誌の問い合わせは酒類総合研究所082(420)0840。
(山北)