(写真上段左から)森本彩葉さん、仙譽佑実さん(下段左から)橋詰怜さん、兼定祐衣さん、岡本夏怜さん
観光甲子園2021(NEXT TOURISM主催)の日本遺産部門の決勝に、近畿大学附属広島高等学校東広島校から出場したチーム「daughters(ドーターズ)」が進出した。惜しくもグランプリ・準グランプリは逃したが、全国91チームの上位5チームに選ばれた。(小林)
観光甲子園は、高校生が180秒動画で観光PRを行うコンテスト。今大会では日本遺産部門に91チーム、SDGs修学旅行部門に335チームがエントリー。各部門5チームが決勝に進出し、2月6日にはオンラインで決勝大会が開催された。
部活動や授業の一環として取り組む学校が多い中、近畿大学附属広島高等学校東広島校では、希望者が立候補し出場。6チームが予選にエントリーした。
2年生の仲良し5人組「daughters」は、福山市の鞆の浦をテーマに「セピアに染まる時間旅」と題して、その歴史や美しい景観をアピール。時代をまたぐ時間の経過と、夕焼けに染まる1日の時間経過を表現した。10回にわたり鞆の浦を訪れて、納得がいくまで撮影を重ね、BGMには福山市ゆかりの作曲家・箏曲家である宮城道雄の「春の海」を採用するなど、細部にまでこだわった。
見たままの美しさを映像で表現することや、BGMの抑揚に合わせた編集に苦労したという。
5人は、鞆の浦の魅力について「ゆったりした時間が流れる場所。地域の方も温かく優しい。バスを降りたときに見える景色は、行った人にしか分からない美しさ」と話していた。
「daughters」の作品
観光甲子園:主催一般社団法人NEXT TOURISM