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白牡丹酒造の新酒が1位 西条清酒品評会

  • 2022/03/26

最優秀の蔵の杜氏として表彰された白牡丹酒造の鹿島正さん(撮影・山北)
最優秀の蔵の杜氏として表彰された白牡丹酒造の鹿島正さん(撮影・山北)

 新酒の出来栄えを競う西条酒造協会主催の「第71回西条清酒品評会」が3月18日、東広島市西条町御薗宇のグランラセーレ東広島で行われた。

 

 同協会に所属する6社12蔵から23点が出品され、酒類総合研究所や県立総合技術研究所の研究員ら10人の審査員が、香味の調和や味・香りの良さなどを審査した。

 

 1位に輝いたのは、白牡丹酒造(同市西条本町、島治正社長)の万年庫(まんねんくら)の大吟醸「芳華金紋白牡丹」。同蔵の製造部長兼杜氏(とうじ)の鹿島正さん(53)が最優秀の蔵の杜氏として表彰された。鹿島さんは、同品評会で初めて受賞し「蔵のみんなが助けてくれて良い酒ができた。ともに喜び合いたい」と話していた。

 

 審査長を務めた広島国税局鑑定官室の遠山亮室長は「吟醸酒らしい香りと日本酒本来のうま味がよく調和して、西条地区の酒造技術の高さが現れていた。杜氏が思い描く、個性的な清酒造りを実現できた」と講評した。

 

(山北)

 

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