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大屋根付き広場を整備 周辺施設と一体的再編 生涯学習センター跡地利用

  • 2022/05/30
生涯学習センター跡地利用
市が示した跡地と周辺整備のイメージ図

 東広島市は、市中央生涯学習センター跡地(西条栄町)(以下跡地と表記)の活用について、基本的な方向と今後の計画についてまとめた。跡地と周辺の公共施設との一体的な再編を行いながら、都市機能の向上につなげていく。
 跡地の活用は2017年度に民間の商業施設や都市型ホテルを誘致していく方向で整理をしていた。その後、跡地周辺では、商業施設の開業や、市立美術館が移転。跡地を取り巻く状況が変化してきたため、市民へのニーズ調査を行うなど、活用の方向を再検討していた。
 今回、まとめた計画では、跡地は平面広場が基本。スポーツやイベント、マルシェなど、多様なコンテンツに対応できるようにする。雨天時でも使えるよう大屋根も設ける。市立美術館前の遊具広場や、跡地南側の運動広場など西条中央公園との一体化を図り、それぞれの機能が効果的に発揮できるよう、再配置を含め整備する。芸術文化ホールや市立美術館、西条中央公園などとの周遊性を持たせるため、跡地を斜めに横断する通路も設ける。
 市役所北館隣には、駐車場の一部を使い、新施設を建設する。新施設には、子どもの一時預かりルームや授乳室などが入る子育て支援拠点、市民団体が使えるセミナールームやワーキングスペースなどを備えた市民協働センターの拠点を整備する。周辺一帯の利用者のために市役所の平面駐車場は立体化にし、駐車台数を増やす。
 今年度中に事業費などを盛り込んだ基本計画を策定。民間活力を導入した可能性の調査を行いながら、整備手法を決めていく。

(日川)

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