東広島市の緑化運動・植樹事業に貢献しようと、提携クレジットカードを発行するナッジ(本社・東京都千代田区、沖田貴史社長)は8月2日、入野財産区(管理者・高垣広徳東広島市長)、賀茂地方森林組合(川口洋海代表理事組合長)と森林保全協定を締結した。
提携クレジットカードが店舗で利用されると、決算額の一部が、森林保全活動に使われることになる。2036年までの15年間、3者が連携し、入野地域の森林の緑化、保全に取り組む。
入野財産区はナッジに入野の森林約3㌶を無償で貸し付け、ナッジは賀茂地方森林組合に森林の保全・管理を委託する。賀茂地方森林組合は、2031年まで毎年0・3㌶ずつ植樹を行い、その後5年間、下刈りなどの保育活動を行うことになっている。
入野財産区の福永輝章議長は「新しい次世代の取り組み」として期待を寄せ、川口代表は「山仕事のプロ集団として、心を込めて作業させてもらう」と意気込んでいる。
高垣広徳市長は「森林を市民共有財産として育てる持続可能な活動となることを期待している」とコメントした。
(林)