東広島市黒瀬学園台の広島国際大学(焼廣益秀学長)は地域の安全と学生の治山事業に対する知識向上を図ろうと、10月14日、同大学の1~3年生の学生ボランティア116人と林野庁近畿中国森林管理局広島森林管理署(小椋重信署長)職員ら約50人と合同でアカマツの苗木500本を植樹した。
植樹したのは、2018年7月の西日本豪雨災害で山腹が崩壊した大学向かいの民有林。学生3人が1組になって協力し、山腹にスコップで30㌢の穴を掘って、穴の底に木炭を敷きアカマツの苗木を一本ずつ丁寧に植えた。
植樹に参加した救急救命学科2年生の大久保有夏さんは「土地が荒れて、土がガサガサしていたため苗木がぐらつき難しかった。アカマツが立派に育ってくれるように見守りたい」と話していた。
広島森林管理署の澤井孝仁室長は「アカマツが育てば山腹に根を張り山が崩れにくくなる。大きくなる10年後を楽しみにしている」と目を細めていた。
同大学では全学生を対象に防災教育に力を入れている。
(林)