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クイーンズ駅伝に出場 創部4年目のダイソー 11月27日

  • 2022/11/12

 11月27日に宮城県で行われる全日本実業団対抗女子駅伝(通称・クイーンズ駅伝)の予選会(通称・プリンセス駅伝)が10月下旬、福岡県の宗像ユリックスを発着点とする6区間42・195㌔のコースであり、東広島市に拠点を置くダイソーが2時間20分7秒で5位となり、2年連続2度目の本大会出場を決めた。(日川)

全国予選となるプリンセス駅伝で、5位でゴールする加藤選手(提供写真)
全国予選となるプリンセス駅伝で、5位でゴールする加藤選手(提供写真)

 予選会には、全国から31チームが出場。本大会への出場権が得られる16位内を目指して競った。今回が2度目のプリンセス駅伝挑戦となったダイソーは、1区の加藤小雪選手がトップと20秒差の13位と好発進。2区の竹原さくら選手が区間4位の力走で6位に順位を押し上げた。

 エース区間の3区を担った平村古都選手は、順位を六つ落としたが、粘りの走りで4区のテレシア・ムッソーニ選手にタスキをつないだ。ムッソーニ選手は、区間賞の快走で8位に順位を押し上げ、再び上位浮上の足掛かりをつかんだ。その後、5区の相原美咲選手が区間12位の走りで一つ順位を上げると、6区の加藤美咲選手は区間2位の力走で、さらに二つ順位を上げ、5位でゴールに飛び込んだ。

 初挑戦だった昨年のプリンセス駅伝は15位。一気に10位も順位を押し上げてのフィニッシュに、指導に当たる岩本真弥監督は「昨年を一つでも上回ることができればと思っていたので、うれしい誤算。選手に故障もなく、万全の状態でレースに臨めたのが良かった」と振り返る。

 岩本監督が好結果につながった要因の一つにあげたのが10㌔を超える長距離区間の3、5区を担った1期生の踏ん張りだ。ダイソーは創部4年目。部員15人全員が高卒選手で、平均年齢は19・8歳と若い。

 岩本監督は「長い区間を走れる選手の育成には時間がかかるだけに、3、5区はポイント区間だった」と言い、1期生の平村、相原両選手の粘り強い走りに目を細めた。

 クイーンズ駅伝には、予選会を免除されている8チームに、今回の予選会を突破した16チームが加わり24チームで競う。初出場だった昨年の大会は21位。岩本監督は「プリンセス駅伝に照準を合わせていたので、クイーンズ駅伝は楽しんで走りたい。昨年の順位を上回る10番台でフィニッシュできればと思う」と話している。

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平村古都主将の話
 (プリンセス駅伝の)5位入賞は予想外。ぎりぎりで予選通過ができればいいと思っていたので、本当にうれしい。1区からいい流れが作れたことが良かった。ただ、私個人は悔しさが残った。他チームの主力選手と走って、もっと強くなりたいと思った。
 クイーンズ駅伝は強豪がそろうが、10番台ではゴールしたい。

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