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7月下旬、助産院を開院 分娩と産後ケアに対応

  • 2024/06/26
「一人でも多くの妊婦のサポートを」と助産院を開業する入江さん(中央)
「一人でも多くの妊婦のサポートを」と助産院を開業する入江さん(中央)


 東広島市高屋町溝口に住む助産師の入江寿美代さん(55)=写真=が7月下旬、自宅をリフォームし分娩と産後ケアのできる助産院を開院する。開院を前に、クラウドファンディングで助産院の支援を呼び掛けている。



入江さん


 東広島市では、昨年から出産できる産科クリニックの閉院が相次ぎ、今年3月末現在で分娩(ぶんべん)できる施設は、市内で2医療機関しかない。入江さんによると、市の年間の分娩件数は約1400件で、2医療機関では対応できていないのが実情、という。さらに、東広島には、産後1年未満の母親が宿泊し、産後の支援が受けられる産後ケア施設がなく、課題の一つになっている。

 入江さんは、こうした現状を憂い立ち上がった。助産師資格を持ち、医療機関で実務を経験したキャリアを生かし、「妊婦や出産、育児に悩んでいる人を一人でも多く支援したい」と自宅をリフォームし、助産院を開業することに。開業に必要な連携医療機関は、府中町の医療機関に、救急搬送は県立広島病院・総合周産期母子医療センターにそれぞれ引き受けてもらうなど準備を進めてきた。

 クラウドファンディングは100万円が目標。7月22日まで支援を募り、自宅の内外装費や医療機器・システムの整備費などに充てていく。助産院はシャローム助産院と名付け、スタッフは入江さんを含め4人で対応する。

 入江さんは「市外で分娩となると妊婦さんの不安は増す。妊婦さんの負担を軽減するためには、市内で分娩できる施設が必要だし、産後のつらいときに立ち寄れる施設も不可欠。分娩には、医療の介入を必要としない自然分娩などもあり、多様な出産ニーズに応えられる助産施設にしたい」と話している。詳細は入江さん携帯電話080(6337)4103。

(日川)

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プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

東広島の行事やイベント、グルメなどジャンルを問わず取材し、週刊で情報を届ける。

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