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直買、直販のスタイルを武器に 中古車買取・販売の(株)ENGINE 榎本晃介社長に聞く

  • 2025/03/13

価格とコンディションにこだわり

メルマガ2503_エンジン_榎本社長
「直買直売を会社の強みにしていきたい」と話す榎本社長

 中古車の買取・販売業を手掛ける株式会社ENGINE(エンジン・榎本晃介社長)。2012年に東広島市黒瀬町で会社を立ち上げ、24年、八本松東に買取専門店をオープンした。榎本社長に買取・販売のこだわり、これからの夢などについて聞いた。(日川剛伸)

― 昨年12月、八本松東に店舗を構えました。

 出店の理由は、黒瀬町で会社を興してから10年が過ぎ、もっと会社を広く展開したいと思ったのと、カッコよくいえば僕の故郷の八本松町に店を持ちたかったから(笑)
 黒瀬の店舗では、オークションの競りで仕入れた中古車を各地の中古車販売店やエンドユーザーに販売してきました。買取に特化した専門店を持てば、直接買い取って、直接販売できる直買・直販を会社の武器にできるかなと思いました。

― 買取をする中古車の対象は。

 基本的には、どのような中古車でも買取をします。さび付いていても、30~40万キロ走っていても、事故車両であっても構いません。もちろん車種も問いません。
 買取の査定は、オークションの価格を参考にしながら、培ってきた相場感覚やエンドユーザーにも販売してきたノウハウを生かします。「この中古車はまだまだ人気だ」と思えば、オークションよりも高い価格で買い取ることもあります。

― 少数精鋭(3人)で運営されています。

 中古車は価格と良質なコンディション(状態)が生命線です。少数精鋭のチーム体制だから人件費を抑えられ、その分、販売価格を適正な低価格に設定することができます。コンディションについては、僕が自動車整備士の国家資格(2級)を持っており、買い取った中古車の整備を担うことができます。少数精鋭だから小回りが利くわけです。

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― 5年前から国産の四輪駆動車の販売に力を入れています。

 中古車市場は、約20兆円市場といわれていますが、インターネットの普及などで誰でも価格の比較ができるようになり、昔と比べると1台当たりの利益率が下がっているといわれています。こうしたことから、何か専門分野に特化、すき間を狙った戦略を立てないと生き残れない、と思うようになり、四輪駆動車(四駆)を扱うようになりました。
 四駆を選んだ理由は、僕自身が好きだったこと、僕の技術で整備できること、そして、自然災害のときに対応できる車だったからです。黒瀬町の店舗では、他店が真似できない四駆をラインアップし展示しています。展示は、メーカーがきちんと部品をアフター供給できる車種に絞っています。部品供給ができない車種では、ずっと乗り続けることはできませんからね。

― これからの夢は。

 まずは八本松町の買取専門店を軌道に乗せること。どんな中古車でも買い取ることをベースにしながら、インターネットなどを活用して、全国の四駆愛好者にもアプローチ。専門店とはいかないまでも、四駆の買取を前面に出した専門店にしていきたい、と思っています。
 直買・直販というスタイルを確立しながら、東広島市内で2店舗目、3店舗目の買取専門店を出店することも目標です。東広島という地域に密着し、地域から信頼され愛される店舗運営を心掛けていきます。

メルマガ2503_エンジン_四駆前

企業情報

株式会社ENGINE

〒739-0142 東広島市八本松東3-1-22
TEL:082-426-4609
FAX:082-430-4274
営業時間/10:00~19:00
定休日/木曜日

車買取専専門店についてはコチラ

2012年に東広島市黒瀬町宗近柳国に設立。24年12月、八本松東に車買取専門店を開店した。黒瀬町の店舗では中古車を展示販売。主に四駆を扱っている。

榎本晃介さんプロフィル
1986年、東広島市八本松町出身。広島自動車大学校卒。トヨタカローラ広島でエンジニアとして勤務。その後起業し、2012年、ENGINEを興す。

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プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

東広島の行事やイベント、グルメなどジャンルを問わず取材し、週刊で情報を届ける。

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