IWC日本酒部門、2026年5月「くらら」で開催決定
世界的な酒類審査会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」の日本酒部門が、2026年5月18〜21日に東広島市西条栄町の市芸術文化ホールくららで開かれることが決まった。広島県酒造組合(梅田修治会長)や広島県などで構成する実行委員会と、英国のIWC運営会社(クリス・アシュトン代表)がこのほど開催に関する基本合意書を締結した。

IWCは1984年に創設された国際的な酒類コンペティションで、毎年ロンドンを中心に実施されている。日本酒を対象とした「SAKE部門」は2007年に始まり、来年で20回目の節目を迎える。純米酒や吟醸酒など11部門に分かれ、国内外の専門家が審査にあたる。

酒どころとして知られる東広島市での初開催に、関係者の期待も高まっている。梅田会長は「地域の魅力発信につながる機会になる」と述べ、IWC運営会社のクリス・アシュトン代表も「日本酒醸造の伝統について多くを学びたい」と話した。
SAKE部門の日本開催は東京、神戸、山形に続き4カ所目。国際的な審査会の誘致により、地域活性化への波及効果も見込まれている。













