
(一社)東広島地区医師会・地域連携室あざれあと東広島市が共催するイベント「こころの駅舎」が12月19日、東広島市西条栄町の東広島芸術文化ホールくららに、広島交響楽団の奏者を招いて開かれた。
こころの駅舎は今回が104回目。がん患者や家族のほか、医師、看護師らの支援者が集うサロンで、定期的に開き、参加者が思い思いに語り合いながら、がん患者に寄り添っている。
今回は、がん患者や支援者、Teamがん対策ひろしま登録企業の支援者ら66人が集まった。広響は5人のメンバーが弦楽5重奏を披露。葉加瀬太郎の「情熱大陸」や、マスネの「タイスの瞑想曲」など9曲を奏でた。参加者には、この日が誕生日だった人もおり、誕生日の曲も追加で演奏した。
参加した人たちは「レベルの高い演奏で、心を揺さぶられた」「誕生日の曲を演奏してもらってびっくり!うれしくて、うれしくて、本当にありがとう」と目を細めていた。演奏会後は、参加者同士で情報交換を行うなど交流を深めた。(日川)