
日本図学会は2024年12月8日、東広島芸術文化ホールくらら(東広島市西条栄町)で全国高校生デジタルモデリングコンテストの初開催を記念した講演「不思議で楽しい図形のお話」を開いた。高校生や市民など約220人が参加。

明治大学の杉原厚吉研究特別教授は「実在するのにあり得ないように見える不可能立体の世界」と題し、錯視の仕組みを数学の力で解き明かす研究について画像を使って説明。東京大学大学院総合文化研究科の舘知宏教授は「折る・編む・詰む、でつながるかたち」と題し、インクジェット4Dプリントなど、折り紙を応用した技術革新について紹介。
県立呉工業高校2年の門木碧さんは「錯視は想像以上に複雑で、数学の応用によるものであることに驚いた」と話していた。
講演会後、第1回全国高校生デジタルモデリングコンテスト入賞作品の発表、表彰式などが行われた。(𦚰)