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東広島の子どもたちの未来を考える ひろしま農育プロジェクト

  • 2025/02/15
ひろしま農育プロジェクトの取り組みについて話す川口代表理事(撮影・山北)
ひろしま農育プロジェクトの取り組みについて話す川口代表理事(撮影・山北)

 東広島市で農業と教育事業を手がける(一社)ひろしま農育プロジェクト(川口泰伸代表理事)は2月1日、東広島の子どもたちの未来を考える「こども未来会議」を同市市民協働センター(同市西条栄町)で開き、地元の企業や大学、行政機関、市民活動団体などの関係者ら約30人が参加した。今回で3回目。

一人一人の意見を付箋に書きグループで活発にディスカッションする参加者ら(撮影・山北)
一人一人の意見を付箋に書きグループで活発にディスカッションする参加者ら(撮影・山北)

 今回のテーマは、地域ネットワークでつくる~教育でこどもたちの未来をつなぐ~。川口代表理事が企業、行政などと協力しながら進めている同プロジェクトの活動を紹介した。ぶちうま宅配便の取り組みについては、18歳以下の子どもがいる生活困窮世帯に食料を無料で届け、各家庭の課題に寄り添い子育てを応援していることを説明。「子どもたちには、食と教育の支援が必要。みんなで連携して子どもたちの未来を考え実行していきたい」と強調した。

ディスカッションした内容を発表する参加者ら(撮影・山北)
ディスカッションの内容を発表する参加者ら(撮影・山北)

 同会議では、昨年開催した1~2回の会議内容を基に、子どもたちのしんどい思いを受け止める場所や生きる力を育てる環境、子どもたちのために何ができるのかを5グループに分かれて話し合った。
 同市生涯学習課の徳永梢さんは「一人でも多くの子どもたちが、生まれてきて良かったと思えるように、自分ができることを実行することが大事だと思った」、広島大2年の山地桃加さんは「グループで子どもたちの未来について真剣に考えることができた。これからも会議やイベントに積極的に参加したい」と話していた。
 同プロジェクトは、農業と教育を通して地域、人、仲間をつくろうと2021年に設立。会員数は約20人。耕作放棄地を活用した農業体験や農作物栽培・販売、焼き米製造・販売、宅食応援団などの事業を展開している。(山北)

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プレスネット編集部

広島県東広島市に密着した情報を発信するフリーペーパー「ザ・ウィークリープレスネット」の編集部。

東広島の行事やイベント、グルメなどジャンルを問わず取材し、週刊で情報を届ける。

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