東広島市議の鍋島勢理氏(34)が10月13日、広島市内で記者会見を開き、次期衆院選の広島4区に、国民民主党から立候補することを表明した。(日川)

「対決より解決」の政治信条に共鳴
会見要旨は次の通り。
―国民民主党から出馬する決め手になったことは。
国民民主党の「対決より解決」を掲げる政治信条と、政策をしっかりと前に進めていく姿勢に共感したからです。
政策では、エネルギーや経済対策、「政治とカネ」の問題などで私のスタンスと一致するところが多く、中道という立場も決め手になりました。産業政策や福祉のあり方など国政の課題解決に関わっていきたいと思うようになり、支援者の人と相談しながら、今年6月に入党しました。
―2023年4月の市議選では、4259票を獲得してトップ当選を果たされました。支持者への説明は。
市議としての仕事は、次期衆院選まで続けていきます。鍋島に託したい、と期待をしてくださった思いは、市政に届けていきます。
衆院選に出馬することについては、支援者から、引き続き応援したいという思いを聞き、制度や法案などを直接、国会の場に届けることで、市の課題解決につなげたい、と思っています。
―2年半の市議としての実績は。
一つは地域福祉分野で成果を上げたことです。インクルーシブ社会の実現を目指して、障がいのある人たちのために、インクルーシブトイレを提案。JR西高屋駅のトイレに設置することができました。孤立対策では、24時間365日対応のチャット相談窓口を提案、運用が開始されました。
中小企業対策では、地元企業と学生をつなぐため、中小企業の情報発信強化に努めました。
―広島4区の課題を一つ挙げれば。
農林水産業を含めた産業の立て直しです。4区には中小企業が多く、地元の産業を支え、立て直すことができれば、福祉の充実にもつながっていくと思っています。
―広島4区の情勢については。
厳しい選挙になるかなと思っています。ただ、相手がどなたであっても地域を良くしたいと思いは同じだと思います。自分に声を寄せてくださる人を信じて、自分の思いを伝えるだけだと。惑わされることなく、自分の選挙活動をしていくつもりです。














