
東広島市(高垣広徳市長)は2月3日、大阪府泉佐野市(千代松大耕市長)と特産品相互取扱協定を締結した。今後は、両市の地域の特産品を通じて相互交流や特産品のPR、販路拡大を目指す。泉佐野市は、今回を合わせ全国46都道府県52自治体と締結し、県内の自治体との締結は初。
締結式では、両市の特産品が用意され千代松市長が協定書に署名し「今年は関西万博が開催されるので、海外の人に向けて特産品をPRしたい」と述べ、協定書を取り交わした高垣市長は「両市の特産品がお互いの地域で認知され、販路が拡大していくことで地域の活性化につながれば」と期待を込めた。

協定での取り組み(予定)は▽特産品フェアなど両市で開催されるイベントで販売・PR▽両市の物産施設などでの販売・PR▽イベントなどを通じた職員の相互交流・情報交換など ▽相互の特産品のPR・販路拡大―。
泉佐野市の人口は約 9万9000人。自然環境に恵まれ商・工・農・漁業がそれぞれバランスよく栄えてきた。1994年9月に市内に開港した関西国際空港などに伴う人口の増加とともに、商業・サービス業が盛んになっている。(山北)