
日本画に使用される素材で描くうちわ作りのワークショップが5月4日、東広島市立美術館で開かれた。イベントは現在、同美術館で開催中の『コレクション展 第Ⅰ期アートと素材2つの「素材」からみる作品たち』に関連して、東広島市立美術館とHUMs(広島大学総合博物館学生スタッフ)のコラボレーションで企画された。


イベントには4歳から60代までの老若男女16人が参加。絵の具に使用する素材をクイズ形式で学んだ後、「岩絵の具」「水干絵の具」を作る体験を行い、メインとなるうちわ作りに挑戦した。
親子で参加した小学6年の小南柑奈さんは「初めはざらざらしていたものが、つぶしてどんどん細かくなっていって、最終的にきれいな色が出てびっくりした。参加してみて良かったです」とにっこり。

学生スタッフで文学部3年の相良帆乃花さんは「このイベントをきっかけに、アートを目で見るだけでなく、素材や自然との関わりについても着目してもらえたら」と話していた。(山浦)