広島大学(越智光夫学長)は、国際司法裁判所判事の小和田恒さん(83)に名誉博士号の称号を授与し、7月12日、広島大学東広島キャンパス学士会館で授与式を行った。
授与式で小和田さんは「父と縁の深い広島大学の名誉博士をいただけて、とても感激しています。父の墓前で報告したい」と喜びを語った。
小和田さんは、東京大学、ケンブリッジ大学を卒業後、外務省に入省。外務大臣秘書官、内閣総理大臣秘書官、国際連合日本政府常住代表などを歴任し、現在は国際司法裁判所の判事を務めており、広島大学では、平成14年から6年間学術顧問を、19年から昨年3月まで大学院総合科学研究科顧問教授を務めた。
広島大学では、学術文化の発展に多大の業績を挙げ、同大学の教育研究の進展に寄与した功績が特に顕著であると認められた人に名誉博士の称号を贈っており、小和田さんで19人目となった。
(西村)
小和田恒さん 広島大学名誉博士に
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