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【東広島】西条小で地域と連携し初の防災授業 児童がバケツリレーで初期消火を体験

  • 2025/12/03
バケツリレーで初期消火の疑似体験を行う児童たち(撮影・𦚰)
バケツリレーで初期消火の疑似体験を行う児童たち(撮影・𦚰)

 東広島市西条中央の市立西条小学校で11月6日、火災を想定した防災授業が行われ、4年生約130人が参加しました。防災意識を高めてもらおうと、西条住民自治協議会が中心となって準備を進め、東広島消防署や消防団が協力し、初めて実施されました。

 「バケツリレー」では、初期消火を疑似体験。玉入れ競争の玉を水に見立てて、玉の入ったバケツを児童がリレーで渡しながら炎のイラストパネルの下にあるゴールに向かって玉を投げ入れました。児童たちはどうすれば早くバケツを渡せるかをチームで話し合いながら取り組みました。

東広島市消防団による放水実演。児童たちから歓声が沸いた(撮影・𦚰)
東広島市消防団による放水実演。児童たちから歓声が沸いた(撮影・𦚰)

 煙脱出体験は、理科室が火事になった想定で実施。児童たちは煙を吸わないように口と鼻をしっかり押さえ、体を低くして壁伝いに移動しました。

 また、同小グラウンドにある防災倉庫を見学。ハンマーや大型スコップ、担架などいざという時に使用する備品類を実際に手に取り、重さや機能を確認しました。

 自治協防災防犯部会の福島裕尚(ふくしま・ひろなお)部会長は「もし災害が起きたら、自分の身は自分で守ることを意識づけてください」と児童に呼び掛け、授業を受けた上田希優(うえだ・まや)さんは「火事は火よりも煙の方が危険であることに驚いた。家族と一緒にハザードマップで危険な箇所などを確認したい」と話していました。(𦚰)

プレスネット編集部

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