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笑顔と安心を届ける、命に寄り添う施設「エラマ」 東広島エリア施設長 兼 サービス提供責任者の宮島未紅さんにインタビュー

  • 2025/12/21
elama 宮島未紅さん

 東広島市のサービス付き高齢者向け住宅「エラマ」。施設長兼サービス提供責任者の宮島未紅さんは、「最期までその人らしく過ごせる場を提供したい」と話す。利用者一人ひとりに寄り添ったケアや、透明性のある料金体系、医療・介護の両面からの支援体制について、実際に宮島さんに聞いてみた。(繁澤)

その人らしい時間を守る

 介護の現場では、利用者の表情や行動の奥にある「その人の思い」をどう受け止めるかが問われる。宮島さんは「その姿勢を何より大切にしている」と語る。
 施設名はフィンランド語で「生き方」「命」「人生」を意味し、人生の後半であっても命は確かに生きていることを尊重し、その人らしい時間を守ることを目標に掲げる。
 入居者は主に末期がんやパーキンソン病等の神経難病の人々で、全室個室。訪問看護師や介護士が24時間365日、複数名体制で医療と介護を提供している。
 宮島さんによると、入居者が安心して暮らせるよう、日常生活でのちょっとした工夫や趣味活動、交流の場づくりにも力を入れているという。

透明で明瞭な料金と支援体制

 料金体系は明瞭で、経済的事情で必要なケアを諦めざるを得ないことがないよう配慮。助成制度の手続きもサポートし、食事やアメニティ、おむつ類は無償で提供している。「困っている人ほど、安心できる選択肢を持ってほしい」と宮島さんは強調する。
 日々のケアで重視しているのは対話だ。「利用者が何を感じ、何を望んでいるのか。見えている言動だけでなく、その裏にある思いを想像しながら寄り添うことが必要」と話す。スタッフ同士も日々情報を共有し、最適な対応を考えることで、利用者の小さな変化にも気付ける体制を整える。家族から「ありがとう」と涙ながらに声をかけられた経験は、今も胸に刻まれている。

地域に根差した施設づくりの展望

 今後についても、宮島さんは地域の困りごとに耳を傾け、東広島を軸により地域に根差した施設づくりを進めたいと考えている。「安心して任せてもらえる存在であり続けたい。必要な人に必要なケアを届けられる場を守りながら、サービスを広げていきたい」と語った。

プレスネット編集部

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