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規格外農産物の活用で学生と生産者を元気に 広島大学の新たな取り組み【東広島】

  • 2026/01/07
野菜や果物を手に取る学生
野菜や果物を手に取る学生(撮影・𦚰)

農産物を通じた学生支援

 東広島市鏡山の広島大学は、形や大きさなどが流通規格に合わない規格外農産物を学生に無料配布しています。物価高に直面する学生の支援と、生産者の所得向上などが目的。
 同大校友会学生チームが発案し、地元の規格外野菜を扱う卸売業者と連携。これまでに配布会を3回実施しました。活動を継続的に行うため、1月23日までクラウドファンディングを実施しています。

 2025年12月23日に行われた配布会では、卸売業者の守分勇馬(もりわけ・ゆうま)さんが手配した東広島市河内町のジャガイモや三原市大和町の白ネギ、豊田郡大崎上島町のミカンなど約100人分を配りました。

今回は河内町のジャガイモ、大和町の白ネギ、大崎上島のミカン、玉ネギ、リンゴの5種類が配布された(撮影・𦚰)

 「生産者が丹精込めて作った農産物の食品ロスを少しでも防ぎ、学生支援につなげたいとの思いで連携を始めました」と守分さん。
 企画に携わる同学生チームで経済学部4年の横山幹太(よこやま・かんた)さんは「物価高でなかなか買えない野菜や果物を食べる機会をつくることができています。何よりたくさんの笑顔に会える活動に充実感を感じています」とにっこり。

卸売業者の守分さん(右)と企画に携わる広島大学校友会学生チームのメンバー(撮影・𦚰)

自立的な活動へ向けクラウドファンディング

 農産物の無料配布は、これまで大学の予算のみで運営してきましたが、さらに充実した活動を目指し「規格外農産物の配布による学生・地域応援のプロジェクト」を立ち上げました。2026年1月23日まで、目標金額300万円のクラウドファンディングを実施しています。

 プロジェクトを通じて、学生の経済支援の充実や食育の推進、規格外農産物の活用による生産者所得の向上、地域連携の強化を実現することを目的にしています。将来的には、企業協賛の獲得や学生が農業に関わるアルバイトの仕組みづくりなどにより、運営資金を確保し、プロジェクトの自立を目指します。

 広島大学の担当者は「プロジェクトの始動によって広島大学の学生の支援はもちろん、大学と地域の持続可能な連携モデルを構築し、県内の他大学などにも展開できる取り組みになれば」と期待を寄せています。(𦚰)

 同取り組みに関する広島大学校友会学生チームの活動やクラウドファンディングの詳細はホームページやインスタグラムからご確認ください。

〈ホームページ〉https://www.hiroshima-u.ac.jp/koyukai
〈インスタグラム〉kotoshino.huhcd
〈クラウドファンディング〉https://readyfor.jp/projects/HU_crops

プレスネット編集部

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