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東広島市河内町にラジオ博物館が開館 貴重なアンティークラジオなど120点を展示

  • 2025/11/04
ラジオ博物館東広島に展示されているオーディオ機器

 ラジオ機器など約120点を展示するラジオ博物館東広島(吉房幸治館長)が東広島市河内町小田に開館した。電気機器メーカーのシャープ社友会(OB会)広島支部と本部ラジオ愛好会のメンバーらが協力して設立。シャープは1925年に日本で初めてラジオの生産を開始した企業で、同館には同社の機器も数多く展示されている。

記念写真に納まるラジオ博物館開館式典の参加者

 10月7日に行われた開館式典には、関係者ら約40人が出席。スイスやウズベキスタン、東京、奈良、大阪などからアマチュア無線家も駆けつけ、会場は大いに盛り上がった。
 吉房館長は、「ラジオ博物館設立については、7年前から社友会の交流会で話が出ていた。日本のラジオ放送開始から100周年の年にオープンすることができ、協力いただいた皆さんに感謝している。地域貢献、歴史的にも貴重な工業遺産の保全に貢献したい」とあいさつ。

1920年代など貴重なラジオ・蓄音機などを説明する所有者の荒川さん

 ラジオ博物館は、昨年7月にオープンした古民家カフェの隣にある納屋を活用。1階は修理工房で 1960年以降、近代のラジカセ、CDラジカセ、DVD、デジタルオーディオ、無線機、携帯電話、旧式テレックスなど約80点を展示。2階には、社友会・本部の荒川泰蔵さん(86)が18年間のアメリカやイギリス勤務時代も含め、半生をかけて収集した世界の貴重なアンティーク品が並ぶ。1920~1950年代の鉱石ラジオや当時の部品、真空管式ラジオ、スピーカー、蓄音機など約40点の貴重なコレクションを展示している。

ラジオ博物館東広島

住所:東広島市河内町小田3554‐2
電話:090-4579-5637
開館日:古民家カフェゆーみんの営業時間と同じ。カフェ営業時間にラジオ博物館の見学が可能です。
    木、金、土、日曜日 11:00~16:00 
※カフェの営業時間は、公式インスタグラム(@caffe_yuumin)から確認を
※博物館見学案内は予約が必要。修理工房では家電全般の修理を受け付けている

文・写真=𦚰
プレスネット編集部

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