
公益財団法人仙石庭園(沖村雄二代表理事)は8月21日、仙石庭園(東広島市高屋町高屋堀、山名征三苑主)でタイムカプセル50年収納式を行った。東広島市立中学14校と県立広島中学校、近大附属中学校、武田中学校と合わせて17校の代表生徒、教員ら約50人が参加した。
タイムカプセルは、中学生が50年後の自分へ宛てたメッセージや写真、思い出の品などを収納ケースに入れ同庭園内に保管し、50年後に開封する計画。同財団法人が子どもたちに未来を考える機会にしてほしいと企画した。
収納式で、教育委員会の片岡隆夫学校教育部長は「50年後、タイムカプセル開封時には懐かしさや夢がかなった喜びなどにあふれた特別な瞬間が待っていると思う。これからの未来に向けて1日1日を前向きに歩んでください」と激励した。
高美が丘中学3年平原悠愛さんは「50年後に向けて今を生き、今を全力で楽しみ、有意義な人生を送りたい」、県立広島中学3年駒口莉子さんは「50年後は便利な暮らしが実現し、車は空を走り、言語の壁は無くなり世界は一つになると想像するだけでワクワクする。65歳になった時、頑張ってきたなと思えるよう全力を尽くていきたい」、近大附属広島中学3年横川美羽さんは「50年後の自分に、好きなことを仕事にしているか、家族と幸せに暮らしているか、と問いかけたい。充実した人生を送っているとうれしい」とそれぞれあいさつした。

市内の中学3年生約1900人分のタイムカプセルは、9月中旬に収納される。開封は50年後の2075年7月末を予定。

収納式後、参加者はガイドに案内され、全国各地の奇岩・銘石を配した園内を散策したり、タイムカプセル収納場所で写真撮影したりして楽しんだ。

写真・文/𦚰
プレスネット編集部











