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【東広島】公衆無線Wi-Fiを刷新 中国地方初「OpenRoaming」「eduroam」両対応 12月1日から順次運用

  • 2025/12/11
Wi-Fi見込まれる効果(東広島市提供)
Wi-Fi見込まれる効果(東広島市提供)

 東広島市は、12月3日、新たな公衆無線Wi-Fi(ワイファイ)サービス「Higashihiroshima Free Wi-Fi(ヒガシヒロシマ フリー ワイファイ)」の運用を12月26日から開始する。市内公共施設でのインターネット利用環境の強化がねらい。
 新サービスでは、国際的なWi-Fiローミング技術「OpenRoaming(オープンローミング)」と、大学・研究機関向けの認証基盤「eduroam(エデュローム)」を導入。自治体として両方式に対応するのは中国地方で初。これに伴い、従来の公衆無線Wi-Fiは廃止される。

 「OpenRoaming」は、市民ポータルから一度設定すれば、市内公共施設で自動接続が可能。設定後は、国内外にある300万以上のアクセスポイントでも自動的に利用できる。「eduroam」は、市内3大学ですでに導入されているネットワーク認証基盤。大学のIDを使い接続できる。今後は公共施設でも利用できるようにし、学生や研究者がスムーズに接続できる環境を整えていく。

登録手順。 市民ポータルサイトに登録済みの方は手順②、③は不要(東広島市提供)
登録手順。 市民ポータルサイトに登録済みの方は手順②、③は不要(東広島市提供)

 新Wi-Fiは、Wi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応し、通信速度や安定性が向上。市庁舎や図書館、地域センターなど75施設で使用できる。
 災害時、避難所に指定されている施設では、停電しない限り利用が可能。(猪上)

プレスネット編集部

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