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広島県初の赤ちゃん食堂が東広島に 子育てママがひと息つける居場所「ぽこあぽこ」

  • 2025/09/05
赤ちゃん食堂で離乳食を楽しむ親子
赤ちゃん食堂で離乳食を楽しむ親子(提供写真)

 子育て中、「ひと息つきたいな。誰かと話したいな」って思うときがありますよね。そんなあなたに知ってほしい、赤ちゃん食堂。東広島で赤ちゃん食堂を始めた「ぽこあぽこ」代表の赤尾さんにお話を聞きました。

赤ちゃん食堂「ぽこあぽこ」

赤ちゃん食堂ぽこあぽこのロゴ(提供)
赤ちゃん食堂ぽこあぽこのロゴ(提供)

 ぽこあぽこは2025年5月に設立。赤尾さんを代表に、子育て真っ最中のママが集まってボランティアで活動しています。

どんな食堂?

 月に1回、11:00~13:00の2時間、2歳以下で離乳食期の乳幼児とママが対象です。参加費はママの食事代500円で、離乳食は無料。定員は4~6組で、ぽこあぽこのLINEで開催の案内や申し込みの受付を行います。場所は、企業や団体の協力による会場で、過去2回はMixing Parkリッチコンタクト東広島店で開かれました。

子どもが食べやすいように、味付けや形もアイデアを出し合っています
子どもが食べやすいように、味付けや形もアイデアを出し合っています(提供写真)

 まずはママ同士が簡単な自己紹介をして、子どもたちの離乳食タイム。その後のママのランチタイムでは、ボランティアスタッフが子どもたちを見守るので、ゆっくりと食事を楽しむことができます。

はじめようと思ったきっかけ

 赤尾さんは神奈川県から東広島へ引っ越し、友達や知り合いもいない環境で子育てをしていました。毎日バタバタと育児に追われ、不安が募り、子どもを「かわいい」と思えない瞬間も。スーパーのレジの人との短い会話が唯一の息抜きで、「少しでも誰かと話したい。ひと息つける場所に行きたい」と願うと同時に、子育てが始まったばかりのママに向け、何かできることはないか模索していたそうです。
 ある日、テレビのニュースで、神奈川県の助産院が赤ちゃん食堂に取り組む特集を見て「これだ!」と決心。取材を受けていた助産院の担当者へ連絡し、運営の仕方などを学んで、広島で初めての赤ちゃん食堂を誕生させました。

「ぽこあぽこ」の由来

 イタリア語で「少しずつ」「だんだんと」という意味の音楽用語からとり、「育児も一歩ずつ、無理しなくていいよ」というメッセージが込められています。

代表メッセージ

「慣れない育児で一人で悩んでいると気持ちが沈みがちですが、他のママと話すことで意外とあっさり解決することもあります。赤ちゃん食堂で穏やかな時間を過ごし、帰ってからも優しい気持ちが続いてくれたら嬉しいです。毎日の献立を考えるのも大変なので、1食だけでも楽になり、ママが落ち着ける時間になればと思っています。」と赤尾さん。(写真=左から4人目)

赤ちゃん食堂「ぽこあぽこ」のメンバー
赤ちゃん食堂「ぽこあぽこ」のメンバー(提供写真)

赤ちゃん食堂「ぽこあぽこ」からおねがい

 赤ちゃん食堂を行う場所や、食材の寄付など、ご協力いただける方を探しています。サイズアウトしたベビー服や未使用のベビー用品などもお譲りいただけるとうれしいです。また、赤ちゃん食堂のボランティアスタッフも募集中です。東広島のママがひと息つける居場所にしたいと思っています。ご協力をお願いします。

 赤尾さんはこれから、赤ちゃん食堂で使う野菜を子どもたちと育てる農育活動や、東広島にキッズスペースのあるカフェを作るなど計画しています。
 東広島に楽しく育児ができる場所がどんどん増えるとうれしいですよね。ひと息つきたいママは、赤ちゃん食堂「ぽこあぽこ」へ行ってみてください。活動に興味のある方も、公式LINE(ID/@072jpexj)やInstagram(赤ちゃん食堂 ぽこあぽこ/@pokoa.poko2025)のDMから問い合わせをしてみてください。

プレスネット編集部

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