
今回のテーマ/骨卒中について
―骨卒中とは。
高齢者が骨折すると、ガンや心臓病、脳卒中などと同じくらい命を脅かす危険性があります。このことから国は「骨卒中」というキーワードを周知しています。
骨密度は年齢とともに低下するため、年齢を重ねるほど骨折のリスクは高まります。さらに、骨折をきっかけに全身の状態が悪くなったり、肺炎や他の病気にかかったりする高齢患者をこれまで多く見てきました。特に、体を支える大腿骨の根元を骨折すると、50歳以上の2人に1人が5年以内に、4人に3人が10年以内に亡くなるという統計もあります。
―骨を強くするには。
まずは病院で、年に1回は骨密度検査を受けていただきたいです。骨の強さが年齢に見合っているかどうかが分かります。
骨を強くするには、カルシウムのほかにビタミンD、K、タンパク質が重要です。VDは日光を浴びると体内で作られますので、1日15分ほど日光に当たりましょう。VKは納豆によく含まれます。 タンパク質は骨だけでなく筋肉や爪、髪をつくる素になります。もちろん適度な運動も大切です。
毎週月曜日午後5時FM東広島(89.7MHz)で放送中












