
東広島には、さまざまな国から留学生が集まっています。彼らはなぜ東広島を選んだのか?どんな場所が好きなのか?普段なかなか聞けないリアルな声をインタビューしました。世界の目に映る東広島を、ぜひ一緒にのぞいてみましょう。今回は、広島大学大学院工学研究科のMohammad Mashaal(ムハンマド マシャール)さんにインタビューしました。(リポーター 山口)
※記事内容は取材当時


目次
出身地はシリア第3の都市ホムス
シリアは、トルコ、ヨルダン、レバノン、イスラエルと国境を接し、北西は地中海に面する国です。首都のダマスカスは、約5000年の歴史を持つ世界最古の都市と言われています。世界最古のモスクの一つ、ウマイヤ・モスクが所在するなど、非常に歴史が深い街です。
私の出身地であるホムスは、西部に位置するシリア第3の都市です。ホムス出身者は、ユーモアセンスの高さで有名であり、「世界のジョークはホムスでできた」という言い伝えがあるほどです。日本でいう大阪のような雰囲気を想像してもらえると分かりやすいかもしれません。
日本に来たきっかけは?
紛争に苦しむシリアの復興のため、都市計画を学びたいと考えたのがきっかけです。特に広島県の原爆資料館や大和ミュージアムなど、戦時中の記録を残しつつ、こうした観光スポットを中心として観光客を呼び、街を発展させていく手法は、将来のシリアにも必ず活かせるものと考えています。
東広島市の魅力は?
落ち着いていて静かで、それでいて行政手続などが迅速で快適なところです。私は、賑やかな都市部も、閑静で落ち着きのある郊外も好きなので、非常に住みやすく感じています。
東広島市のおすすめスポットは?

吾妻子の滝公園です。自然に包まれながら、一人で静かに考え事をする時間が好きです。滝の音を聞きながら考えていると、頭が冴える気がします。
食べ物は、お好み焼きがお気に入りです。特に「鉄板焼き したみ亭」のお好み焼きにチーズをトッピングするのにハマっています。
休みの日何してる?
頻繁にフットサルをプレーしています。ポジションはゴールキーパーで、日本に来る前には、レバノンで子供達にコーチしていたこともありました。時々、レンタサイクルを借りてのサイクリングや、自身の経験を短編小説にする執筆活動にも取り組んでいます。


読者へメッセージ
私は、シリアの文化も日本の文化も大好きなので、将来はシリアと日本の架け橋になりたいと思っています。日本で過ごす貴重な時間を無駄にしないよう、学業はもちろん、日本文化や生活様式なども積極的に学び、最大限吸収したいと考えています。
皆さんに温かく受け入れていただき、東広島市で特に困ることもなく過ごせています。今後もよろしくお願いします。
Mohammad Mashaalさん、ありがとうございました!















