待合所やロータリーを整備
工事の概要
【工事期間】供用開始から年度末まで(「令和7年度東広島市地域公共交通会議予算(案)について」より)
【事業名】黒瀬地区バス交通結節点整備事業
【総事業費】330,199千円(令和7年度予算を含む)
今回の整備で特に重視しているポイントは何ですか?
現在、少子高齢化や人口減少により、公共交通の存続が厳しい状況になっています。特にバス交通は、利用者の減少により便数が削減し、さらに利用者が減少していく「負のスパイラル」となっています。
少子高齢化による人口減少時代に差し掛かり、地域内で発生集中する移動の全体量が減少することが予測されています。このような中で、市民や来訪者、特に学生や車の運転ができない(近い将来不安を感じている)方が、自立した社会・日常生活を行うための「移動」に不可欠な公共交通を、将来にわたり持続可能とするためにさまざまな取り組みが必要だと考えています。
路線バスについて、広範なエリアをできるだけ細かく運行しています。しかし、バス路線によっては、長大(距離が長い)で細い(便数が少ない)系統が利用者の減少によって、将来にわたって維持するのが厳しい状況となっています。また、近年はバス乗務員の確保が大変厳しい状況にあり、バス運行自体の存続が危ぶまれる事態となっています。
そのような状況の中、将来にわたり持続可能なバス交通に向けて、利便性と運行効率の向上を図るため、バス交通結節点を整備しています。
整備においては、複数のバス事業者も利用しやすく、また利用者に快適な待合環境を提供できることを重視し整備しています。また、整備後にはバス路線の再編も行い、多方面への乗り換え拠点となることが期待されています。
待合所がとてもスタイリッシュです。機能や設計のポイント、利用開始の時期について具体的に教えてください。
設計においては、施設意匠や機能などを地域の方と相談して決定しています。そのため、バス利用者の待合環境向上だけでなく、地域の方々が集まって憩えるような場所となることも想定しています。
現在、待合施設はご利用いただけます。バス結節点としての全面供用開始は今年度末を予定しています。
工事中、通行やバス運行などに影響はありますか?
工事期間中も、バス・待合施設・駐車場・駐輪場はご利用いただけます。工事現場の指示に従い、安全にご利用してください。
地域や利用者にとって、どのような効果やメリットを期待していますか?
バス利用者の方々にとって、待合環境を整えることにより乗り換え負担を軽減していただけるのではないかと考えています。また、地域の方々も待合施設を気軽に集える施設としてご利用いただけたらと考えています。
施設の全面供用開始に際しては、簡単なオープニングセレモニーの開催も検討しています。
工事の進捗や利用制限などの最新情報は、どこで確認できますか?
利用制限を設ける予定はありません。もし、利用者の方に周知する必要が生じた場合は、現地での掲示を行う予定です。
読者の皆さんに、伝えておきたいメッセージがあればお願いします。
バスロータリーの造成工事中ではありますが、バス・待合施設は通常どおりご利用できます。空調完備・フリーWi-Fiも整備し、快適にお待合いただけると思います。バスをご利用している方はもちろん、気になった方はぜひともバスに乗って黒瀬地区バス交通結節点までお越しいただければと思います。
また、交通結節点の機能を妨げない範囲で物販等にご利用いただくことも可能です。ご興味のある方は市交通政策課(082-422-1049)までお問合せください。
















