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西条岡町にフリースクール「のびのびスクールハウス」が開校 対象は小学生

  • 2024/01/16

 東広島市西条岡町に令和6年4月、小学生対象のフリースクール「のびのびスクールハウス」が開校する。

 運営する一般社団法人なかよしは、令和5年4月に放課後児童クラブ「なかよしキッズクラブ」を開所、同11月からは子ども食堂「なかよし食堂」を開催している。

施設外観(一般社団法人なかよし提供)

フリースクール概要

開校時期:令和6年4月

対  象:小学生

定  員:20人

場  所:東広島市西条岡町4-7

申込受付:令和6年1月15日(月)から

開校日:小学校課業日(小学校が休校の場合は休校)

開校時間:9時~15時

教  材:小学校で使用している教材を使用。希望の教材があれば実費を支払い。

出席認定:フリースクールに登校した日は、学校の出席日数として認定される。

利用料金: 

料金表(一般社団法人なかよしホームページより)

     ※年度途中入学の場合、初月の利用料金は1日単価2,750円×初月利用日数

連絡先:・電話 082-437-4799

    ・FAX 082-437-4084

    ・メール nakayoshikids4413@gmail.com

    ・ホームページ https://www.nakayoshikids.com/

    ・公式Instagram https://www.instagram.com/nobinobischoolhouse/

きっかけは目の前の子ども

 代表理事の宮脇将就さんはフリースクールの開校時期について、「もともとやってみたいという思いはあったが、今年度放課後児童クラブを始めたばかりで、本当は5年後くらいを想定していました」と話す。

 しかし、4月に放課後児童クラブを開所してすぐ、学校へ行くことに対して抵抗感を抱く子どもを目の前にした。目の前の子どもを支援したい、子育ては待っていられない、という思いで、来年度からという想定よりも早い開校を決意した。

個別支援計画に基づくカリキュラム

 カリキュラムは子どもたち一人ひとりの状況に合わせて個別に作成する。支援計画は子ども本人と保護者、職員で共有し、決して一方的な押し付けにはならないようにする。子どもの合意のうえで進めることにより、意欲の継続を図る。

 学習スタイルは一斉授業ではなく個別進度学習を採用する。ほぼマンツーマンでの指導になり、家庭教師に近い感じになるのでは、とのことだ。

 また、のびのびスクールハウスでは小学生の子どもが安心して通える環境を整えるため、対象を小学生に限定している。

1日のすごし方

1日の流れ(一般社団法人なかよしホームページより)

 1日のすごし方は上の通りだ。朝の会・帰りの会に長い時間を充ててあるというところに特色がある。この時間では単に伝達をするだけでなく、メンタルチェックや家でのすごし方についても共有する。

子どもの学び、学力支援に重点

 子どもが学校に行きたがらない原因は様々だが、その中には学習についていけないから、という場合もある。学習についていけない子どもは授業中に先生の言っていることが理解できず、退屈だと感じる。また、基礎的な学習内容を復習している姿を他の友達に見られることに恥ずかしさを感じる子どもも少なくない。

 のびのびスクールハウスでは学力支援に重点を置いた活動を通して、子どもが少しでも自信を持ち、楽しい思い出とともに前向きに人生を歩んで行くことを目指す。

 フリースクールとして子どもが安心できる「居場所」でありながら、単なる居場所に留まらず、アカデミックな学びや社会と関わる中での体験的な学びを重視する「学びの場」として、子どもたちを受け入れる。

施設内装(ライター撮影)

スポット利用も可能

 フリースクールというと、学校に通っていないということで、マイナスなイメージを抱かれることも多い。しかし、たまたま一時期フリースクールに通っていたというだけで、特別なことは何もないと宮脇さんは強調する。

 例えば、持久走大会や学習発表会など、普段とは違うイベントがある時、苦手なことに取り組むことを大きなハードルと感じて、一定期間学校に行きたがらない子どももいる。そのような子どもの一定期間の利用も、のびのびスクールハウスでは受け入れる。

最終目標は学校復帰

 宮脇さんはのびのびスクールハウスにおける最終目標について、「子どもの学校復帰です」と明言する。数十人の生活では得られない学びが学校にはあり、友達との関わりや学校行事などを通してそれらを学ぶとする。

 ただし、学校復帰というのは数か月後などの短期的な目標ではない。1年後、2年後、中学校、高校、さらにはその後の一生を見据えて支援を行う。究極的には、子どもが大きくなったとき、しっかりと社会に出ていき幸せな生活を送ってほしい、と宮脇さんは願う。そのために一歩踏み出して一緒に歩んでいきたいと語る。

代表の宮脇さん(ライター撮影)

(山岡優太)

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