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(SUN)

「武田中」乳児親子と触れ合い 妊娠・出産・育児を学ぶ

  • 2021/06/02

乳児と触れ合い、交流する生徒

 

東広島市は1月25日、黒瀬町大多田の私立武田中で、3年生を対象に、思春期教育講演会と乳児と触れ合う体験学習会を開いた。初めての開催。

 

講演会の講師は、いまじょうクリニックの今城雅彦院長。今城院長は、産婦人科医の立場から、思春期の体の変化や妊娠、出産について説明。胎児の超音波画像も示した。思春期の交際については「相手の気持ちになる優しさや自分の感情を理性で抑えることも必要」と語り掛けた。

 

講演後、34人の生徒は、ぬるま湯や鉛が入った妊婦体験ジャケットを着たり、乳児の人形に服を着せたりした。6組の乳幼児や母親との交流では、乳児を抱き、「育児で大変なことはありますか」などと母親に質問していた。

 

當銘花奈子さんは「小さい子と触れ合う機会がないので、とてもかわいかった。母親も子どものことについて、日々新しい発見があるという話に驚いた」と声を弾ませた。

 

市こども未来部の益原茜保健師は「生徒たちは乳幼児と触れ合う機会が少ないので、体験が乳児や育児のイメージを持つきっかけになってくれたら」と話していた。
(石田)

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