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視覚障害の中国人学生 広島大で短期プログラム

  • 2020/12/04

遠くを見る際に使うテレスコープを使用する中国人学生たち


 広島大学森戸国際高等教育学院は10月6〜13日、中国の長春大学特殊教育学院の視覚障害がある学生を対象に、短期プログラム「日本語・日本文化特別研修」を行った。

 研修を受けた中国人学生は8人。10月12日には、東広島キャンパスで視覚障害者と補助具というテーマで、補助具の原理などを学習した。研修期間中、広島平和記念資料館や、広島市内の特別支援学校なども見学した。

 サイイクさん(21)は「広島大学の学生を見て感心したことは、中国人に比べて日本人は秩序を守っているということ。将来は、広島大学で、研究を深め、社会に役に立つ人間になりたい」と話していた。

 同プログラムは、2010年から始まり、日本への見聞を深めることを目的に、中国や台湾などから学生を受け入れてきた。17年からは、障害のある学生を対象としたプログラムを行っており、今回で3回目。視覚障害がある学生対象の実施は今回が初めて。
(石田)

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