
インターハイに出場した、(左から)井川さん、宇根元さん、前田さん
西条農高馬術部が、このほど静岡県で開かれた第52回全日本高等学校馬術競技大会(インターハイ)で3位入賞を果たした。
大会には、全国の各ブロック戦で上位通過した強豪36校が参加。コース内に設置されたさまざまな色や形の障害物を、決められた順に従ってミスなく早く走行する「障害飛越競技」で競い合った。
競技は総減点数の低いグループが勝ち上がるトーナメント戦。1グループ3人の団体で戦った。西条農は3年生の井川未結さん、宇根元愛華さん、前田喬紀さんが出場した。同高は、2回戦で障害物を落下させるなどミスが目立ち、大きく減点される苦しい戦いとなったが、接戦を制し準決勝に進出した。準決勝で敗退したが、20年ぶり2度目の入賞を手にした。
井川さんは「最初はこの3人でやっていけるのか不安だったが、中四国のブロック予選を1位通過して、気持ちを入れ替えて練習を頑張った。練習がうまくいかない日もあって苦労したが、苦労したからこその入賞だと思う」と笑顔。神原優樹顧問は「入学後に馬術を始めた部員ばかり。全国大会で結果を残すことができて、これからの自信になった」と話していた。
(茨木)