
初級は8組、上級は6組に分かれて予選リーグを戦い、2勝した子どもたちが決勝トーナメントに進んだ。対局が始まると、会場内には「パチン、パチン」と盤を打つ音が響き渡り、子どもたちは一手ずつ真剣な表情で駒をさばいていた。
上級で優勝したのは、なぎさ公園小6年、重弘佑也君(12=広島市西区)。重弘君は昨年度の第1回大会でも優勝していて、2連覇を果たした。「普段指さない人とも対局ができる大会で、楽しみにしていた。小1の時に〝どうぶつしょうぎ〟から始めて6年目。たくさん勉強してプロ棋士を目指したい」と優勝を喜んでいた。大会実行委員会の小池孝明代表(21)は「市内外の将棋教室や将棋センターに通う子どもたちが集まって交流ができる場。良いライバルをつくって、お互い刺激し合いながら高め合ってもらえたら」と話していた。
会場には指導対局のコーナーが設けられ、対局を待つ子どもたちや予選で敗退した子どもたちが、大会実行委員のアドバイスなどを聞きながら将棋を指していた。上級の決勝戦では大盤解説も行われた。
(茨木)