東広島市西条栄町の嘉登屋記念事業団はこのほど、市内の14中学校に図書計2931冊(約770万円相当)を寄贈し11月11日、市役所で受納式がありました。
同事業団は、白牡丹酒蔵の島英三前社長が1975年に設立。学校教育の振興のため、毎年市内の小中学校に図書を寄贈しています。これまでに累計10万5953冊(約2億4000万円相当)を贈りました。
受納式では、同事業団の小早川清理事長が津森毅教育長に目録を手渡した。小早川理事長は「スマホやパソコンの便利さはすさまじいが、本のよさもある。デジタル化の波の中、社会変化に対応して財団も活動していく必要性がある」とあいさつ。
向陽中学校の脇阪治海校長は「贈られた図書を生徒に紹介して、読書の楽しさに触れてもらい、豊かな心の育成に取り組んでいきたい」と感謝を述べました。
(茨木)