川上小体育館で行われた看板贈呈式(撮影・山北)
東広島市八本松町の川上小学校区の住民でつくる川上住民自治協議会(寺田公徳会長)・青少年育成防犯部会は7月12日、交通安全と防犯に関する看板35枚(約12万円相当)を市立川上小学校(八本松飯田)と市立磯松中学校(八本松町正力)に寄付した。
看板は、校区内の小・中学生に対して安心・安全な環境づくりをし、地域の人やドライバーに交通安全と防犯意識を高めてもらおう、と製作。昨年の10月から準備を進めてきた。「運転!全集中!」「2列自転車やめて!!」「不審者は110番!!」などの標語も同部会のメンバーが考えた。看板は横400ミリ・縦800ミリと、横300ミリ・縦600ミリの2種類。同協議会では通学路沿いの民家や会社に許可を得て設置した。
川上小の体育館で行われた贈呈式には、同協議会の寺田会長、同小の小川寛校長や同中の郷地忠幸校長、児童生徒ら関係者17人が出席した。
同小6年生の高塚麗音さんは「小学生も運転手さんも安全に気を付けて、注意して歩いたり運転したりすることが大切。看板の事や自分が考えたことをみんなに伝えていきたい」、同中2年生で生徒会副会長の庄垣内優直さんは「看板を見ることで事故をなくして、みんなが安全に楽しく過ごせる八本松を目指していけるように呼び掛けていきたい」と話していた。
防犯部会の川田昭司会長は「川上地区の子どもたちが、安心・安全に健やかに過ごしてほしいという思いを込めた看板。各地域にこのような取り組みが広がれば」と期待していた。
(山北)