7/27

(SAT)

不安に寄り添い いつも笑顔でいられるサポートを 柳谷助産院 院長 柳谷典子さん

  • 2021/11/02

 柳谷典子さんは、2019年に東広島市西条町西条に出張専門の柳谷助産院を開院した。お母さんと赤ちゃん、家族がいつも笑顔でいられるケアを心掛けている。山あり谷ありのお産までの「トツキトオカ」の生活を「柳のようにしなやかに、風にやさしく吹かれながら自分らしさを見つける旅。そのために育児の伴走者になる」と開院2周年を迎え決意を新たにする。(山北)

 

柳谷助産院

 

 柳谷さんは、看護師や助産師として個人病院や総合病院に勤務し、自治体の「母子保健コーディネーター」としての勤務を経て開院した。分娩業務は扱っておらず、産前・産後・育児期を中心に思春期から更年期まで「すべての女性とその家族の応援団として切れ目のない支援をしたい」と話す。

 

 母乳ケアを中心として妊活ケアや性教育などにも幅広く対応し、お母さんの体や心を大切にしてほしいと、骨盤や東洋医学をベースにしたおはなし会、出張鍼灸などを行い、赤ちゃんやお母さん、その家族に寄り添ったケアや話を提案している。

 

 お母さんの育児の悩みに寄り添いながら、少しでも休める時間を提案してくれる心強い味方でもある。助産師が妊娠中から関わることで、一番大変な時期である生後1カ月までにお母さんにSOSを出してもらえる関係ができるという。

 

 コロナ禍の中で家にいることが増え、人にも会えず不安な日々が続くとますます体や心が悲鳴をあげる。「柳谷助産院は、赤ちゃんが生まれる前からずっと通い続けられる途切れがない場所。一人で悩みを抱え込まず、気軽に相談してほしい」と話す。

 

 「家族全員がゆったりと育児の事を相談でき、幅広い世代の女性や家族が元気になれる場所にしていくのが目標。助産師を身近に感じてほしい」と未来に向けて目を輝かす。

 

PROFILE
やなぎだに・のりこ 1982年生まれ。竹原市出身。東広島市西条町在住。柳谷助産院院長・助産師。看護師と助産師免許を取得。食のおはなしアドバイザーとおむつなし育児アドバイザーの資格取得。BSケアと新生児蘇生法Aコース、骨盤ケア、ピュアコミュニケーションの修了証取得。性格は、楽しいことが大好きで、のんびりでマイペース。趣味は旅行、アウトドア。2男1女の母親。39歳。

 

助産院で行っているサポートは・・・

同助産院では、母親や家族などを対象にきめ細かいサポートや講演、講座などを行っている。母親が、不安な時に手を差し伸べられる助産師が増えてくれたらと助産師が学べる場もつくっている。

柳谷助産院で行っているサポート

母乳ケア、母乳育児相談、骨盤ケア、育児相談、沐浴指導、産前・産後ケア、性教育、妊活ケア

柳谷助産院で行っているクラス

・自力整体(毎週木曜日午前10時~12時) ※第2、4クラスは託児あり
・東洋医学勉強会(偶数月の第2木曜日午後2時~4時)
・出張鍼灸日 (毎月第4 木・土曜日午後1時30分~7時)
・よもぎ蒸し (第3金曜日1回目10時 、2回目11時)
・じょさんしの学び舎 (奇数月の第2木曜日午後2時~4時)※助産師のみ参加可能

柳谷助産院で行っているおはなし会

・うまれるおはなし会
・ととかか教室
・おっぱい教室
・愛をはぐくむ抱っこのおはなし会
・助産師だから知り得た骨盤のおはなし会
・家族で知ろう! 性のおはなし会
・子育てに役立つ季節のおはなし会
・一緒に考えよう! トイトレのおはなし会


診療時間は午前9時~午後4時(土・日・祝、盆、正月は休診)。要予約。
※緊急の場合はこの限りではありません。
問い合わせは同院090-4101-9418。
(公式LINE)https://lin.ee/gFlViWt

関連する人気記事

新着記事